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河原アイペットワールド専門学校 動物看護師学科 平成18年度卒業
田中 誠さん（東温高校出身）
ペットショップの仕事には、犬舎掃除やエサやり、健康管理などの子犬や子猫の世話から、コケ取りや水槽の水換えなどの熱帯魚の世話、お店の掃除と消毒、そして接客とお客様に飼育上のアドバイスをすることなど、様々な業務があります。現在勤務しているペットショップでは、約30種類の犬や300種類以上の魚を取り扱っており、様々な種類の魚や動物の特徴を、日々図鑑やネットなどを使って勉強しながら、業務に取り組んでいます。
河原アイペットワールド専門学校時代、熱帯魚を飼育する「アクアクラブ」というクラブ活動に放課後参加していました。そこで学んだ熱帯魚飼育の基礎が、今とても仕事に生かされています。また動物看護師学科で学んだ専門知識は、お店の犬が病気になった時などに生かされています。やりがいは、犬を買っていただいた時のお客様の笑顔です。お客様にとって特別な瞬間だからです。
今後は、とにかくいろいろな動物に関する知識を身につけたいと思っています。それは、動物を飼うことの楽しさや難しさをお客様にきちんと知っていただくことで、飼育者のマナーを向上させ、この仕事を通して、密放流など動物に関する問題を少しでも減らしていきたいと思っているからです。
どんな仕事？
ペットとの新しい生活を始めた方、すでに共生している方の生活をサポートする仕事です。生体(生きている動物)やペットの生活用品の販売のほか、動物の日常をお世話する飼育管理という業務があります。現在、ペットショップで生体を買った飼い主さんが後悔し、捨てられるペットも少なくありません。そのため、必要なお世話や費用などをきちんと説明し、飼い主さんの生活環境を詳しく聞いて、アドバイスや相談にのることも重要なお仕事です。お客様が動物をよく理解し、元気な動物を責任もって飼育していただけるように販売することも、ペットショップスタッフとして大事な役目です。
現状と将来性
少子高齢化を背景に、絶大な人気を誇る動物たち。犬を中心にペットとの生活を始める方は現在も増え続けています。ペットショップは、飼い主にとってのペットライフサポータ―であり、ペット飼育率が増加するとともに、全国各地で活躍する場も増えています。動物に関する法律も制定・改定される現在では、動物の知識を持った人材が必要とされており、「愛玩動物飼養管理士」といった動物取扱責任者として認められる有資格者の重要性が高まっています。
なるためには？
ペット業界では動物の専門知識を持った人材のニーズが高く、高校卒業後の就職は難しいため、動物系の専門学校などで知識・技術を習得する必要があります。ペットショップは増えていますが、一般公募が少ないため、学校に直接求人や指名求人がほとんどです。生体を販売するペットショップでは、犬や猫以外にもうさぎ、ハムスターといった小動物も扱っているため、様々な動物の知識はもちろん、飼育する上では病気のことや美容に関する知識・技術も求めれます。
なるためのポイント・求められる能力
● 様々な生体の飼育技術
ペットショップは、犬や猫といった定番の動物以外にも、ウサギやハムスター、鳥といった小動物や熱帯魚といった様々な動物を扱うスペシャリストです。新たな飼い手が見つかるまでの細やかな健康維持、飼育管理を行うため、面倒見がよく、強い責任感が必要です。
● 大切なのは動物を想う気持ち
ペットショップスタッフは様々な動物たちを飼育していくのはもちろんですが、動物を扱う上で店内の衛生面などもしっかりと管理していかなければなりません、お客様にとってはもちろんですが、大好きな動物のために快適に過ごせる環境を維持できる人材が求められます。
こんな方に適した職業です
- 動物が大好き
- 責任感が強い
- コミュニケーション能力が高い
- 綺麗好き
- 面倒見がいい
関連する資格
- 愛玩動物飼養管理士資格1級・2級(日本愛玩動物協会)
