中学生のとき、トリマーの人がワンちゃんをカットする姿を見て「カッコイイ!自分もしてみたい!」と思ったのが、トリマーを目指したきっかけです。河原アイペットワールド専門学校は、カットの技術だけでなく、動物看護やしつけなど、動物に関する幅広い分野を学べるので選びました。
今はトリミングサロン、つまり犬の美容院でワンちゃんの爪切りから耳そうじ、シャンプー、カットを担当しています。カットはオーナーの先生に最終チェックをしてもらい、できていないところを直していきます。だから仕事を通して日々カットの技術を磨けるため、とても充実して、毎日が楽しいです!それは、やっぱり好きなことを仕事にしているからだと思います。
もちろん、お客様のご要望に合ったカットをするには、まだまだ苦労します。ワンちゃんの毛が少なかったり、長さがなかったり。。そんな中、私がしたカットを気に入ってくださったときは、本当に嬉しかったですね!
将来は、同じ動物の勉強をしている妹と一緒にお店ができたらいいな、と思っています。そのために仕事を通して、知識と技術をたくさん身に付けていきたいと思っています。
ペットの健康と可愛さ・美しさを引き出す美容師を「トリマー(グルーマー)」といいます。その業務は、カットやシャンプーといった人を相手にする美容師と同じものから、ブラッシングや目や耳、爪、皮膚といった細部まで全身のお手入れを行います。グルーマーは、主にペットサロンで活躍していますが、ペットショップや動物病院などと活躍の場を広げているため、トリミングをする犬のほか、様々な動物たちの飼育や衛生管理の知識・技術も必要です。
愛玩動物として、家族の一員となったペット。ペットブームにより、様々な動物たちが飼育されています。その中でも絶大な人気を誇る犬。犬種も豊富で、カットが必要で費用がかかるにも関わらず、人気が衰えることはありません。美容と可愛さを追求する飼い主のニーズにより、洋服などのグッズ専門店や、ペットと一緒に入れるドッグカフェも誕生し、さらにペットの美容を考え、可愛さ・きれいさを求める動きが高まっています。
トリマー(グルーマー)は、ペットサロンやペットショップを中心にペットホテル、動物病院やデパートなどの大型店と様々な場所で活躍していますが、ペット業界では、公募が少なく、トリマー養成専門学校に直接求人がくる場合がほとんど。グルーマーとして、様々な犬種の知識・カット技術が必要であり、技術を身につけるための実践的な経験が重要です。さらに、トリミングの知識・技術に加えて、販売や各動物たちの飼育管理などの幅広い能力も求められてます。
トリマーは、ペットのカット技術はもちろん1日に数頭仕上げられる作業スピードが重要です。プードルやシーズーといった長毛種(犬種)の基本スタイルや流行スタイル、さらに可愛さ・美しさを引き出すスタイルの提案や要望に応えられる技術が必要なため、常に向上心が求められます。
トリマーは、ペットサロンや生体やグッズなどを販売しているペットショップなどで活躍する場合が多いため、動物の病気やしつけの幅広い知識があると就職の幅も広がります。顧客である飼い主さんの応対はもちろん、良きアドバイザーとして相談にのれる誠実で親身な人材が求められます。