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河原ビューティモード専門学校 美容学科 平成20年度卒業
池田 京子さん（大洲農業高校出身）
初めて行った美容室の女性の美容師さんに、「かっこいい!」と憧れたのが目指すはじめのきっかけでした。でも周囲から「厳しい仕事だからあなたには無理」と言われ、悔しい気持ちから「絶対になる!」と思って、美容師になる事を決意しました。その想いが今も原動力となっています。河原ビューティモード専門学校を選んだのは、開校第1期生として、「自分達で学校の歴史を作りたい!」と思ったからです。授業も先生と話し合いながら「もっとこうしよう」と真剣に取り組み、今でもそのやり方で後輩が学んでいます。
今は、シャンプー、カラー、パーマのヘルプなどを担当しています。お子様がいらっしゃる主婦のお客様なども多く、普段なかなかお休みになれない分、「私のシャンプーのときにゆっくりとくつろいでいただきたい」という気持ちで、シャンプーをしています。だからシャンプーで指名をいただいたときは、本当にうれしいですね。
この業界は、常に進化し続けています。そのためずっと勉強し続けることが求められますが、その分自分の知識も増え、できることが増えていくので、それがやりがいになります。
どんな仕事？
美容とは、パーマ、セット、メイクなどによって、容姿を美しくすることです。美容室などで、お客さまにおしゃれとリラックスを提供します。また、成人式では、和服の着付け、メイクアップなどの総合的な美のサービスの提供をしたり、結婚式や披露宴では、新郎、新婦、ゲストのヘアとメイクアップを担当したりします。最近では、福祉業界で高齢者や障害者の方へのサービス提供も行なわれています。
現状と将来性
平成21年度末現在で、全国の美容所は223,645軒で10年連続で増加しています。美容従事者は453,371人で、こちらも年々増加傾向にあります。近年は「一流の腕とセンスをもつ美容師に、おしゃれなスタイルをつくって欲しい」「料金が安く、スピーディーに仕上げてくれる店がいい」など、美容室に対するニーズも多様化しています。また、「キレイ」だけではなく「癒し」も提供していく場となっており、チェーン、フランチャイズ、地域密着型など、形態も変化しています。
なるためには？
美容師として働くためには、指定の養成施設(専門学校等)を卒業し、「美容師国家試験」に合格後免許登録する必要があります。年に2回の国家資格には「実技試験」と「筆記試験」があります。「実技試験」は、第1課題がカッティング、第2課題がワインディング、またはオールウェーブセッティングのいずれか1つ。それぞれの基礎的技術と、衛生上の取り扱いの審査があります。「筆記試験」は、1関係法規・制度、2衛生管理、3美容保健、4美容の物理・化学、5美容理論の5科目から出題されます。
なるためのポイント・求められる能力
● 会話力で、美しさを引き出す
美容師は、人を綺麗にし、その方の魅力を引き出すことで、人に感謝される仕事です。来店していただいたお客様が何を求めているのか敏感に察知し、要望をきちんとヒアリングし、その要望以上のサービスを行うことが大切です。そのためには、話術や話題の豊富さも必要不可欠になります。
● 美容師+αの技術を身につける
美容の基本技術はもちろんのこと、プラスαの技術があることが重要です。最近の美容現場では、「メイク」「ネイル」「リラクゼーション」などのメニューを導入するサロンが多くなっています。それらのサロンの動きに対応できる幅広いトータルビューティの技術を身につけることが重要になっています。
こんな方に適した職業です
- 人と接するのが好き
- 自分の腕と感性で働きたい
- ファッションやおしゃれが好き
- 人を綺麗にできるのが嬉しい
- 将来的に独立してみたい
関連する資格
- 美容師免許(国家資格)
