美容・理容・ビューティのお仕事 理容師

理容師
ヘアーサロン いのいし 勤務
河原ビューティモード専門学校 理容学科 平成22年度卒業
谷口 竜也さん(川之石高校出身)

小さい子どもからお年寄りまで、誰でも気軽に来店できる、笑顔の絶えない店を作っていくのが目標です!

 理容師になって一年目、今任されているのは、カット準備、シェービング、シャンプー、セットが主です。時々、カラーやストレートパーマ、カットもさせてもらう事があります。そして、お客様の来店時の挨拶は、一番率先して行っています。挨拶だけでなく、どの業務の時も、常に笑顔でお客様に接客することを心がけています。

 母親が理容師をしているため、家の跡を継ぐ事とともに、「母親へ恩返しをしたい」という気持ちから、この仕事を選びました。河原ビューティモード専門学校を選んだのは、全国トップレベルの技術を持った先生から学べるからです。在学中のコンテスト前は、夜遅くまで学校に残って毎日毎日練習しました。その結果、コンテストで入賞した時はとても嬉しかったです。また国家試験の前も、友達と毎日机に向かって過去問題を解き、通学の汽車の中でも勉強して、試験に合格できました。

 時々オーナーに褒めていただいたり、お客様に「うまくなったね」と言っていただいた時はとても嬉しく、やりがいを感じます。将来は、小さい子どもからおじいちゃん、おばあちゃんまで、どんな方にもカットができる技術を身につけ、笑顔の絶えない、誰でも気軽に来店できる店作りをしていきたいです。

どんな仕事?

 「理容」とは、「頭髪の刈込、顔そり等の方法により容姿を整えること」です。理容室で、お客様にカットやカラーなどのサービスを提供します。かみそりを使った除毛(シェービング)を行なえるのは理容師だけです。従来は男性の理容師が男性に対してサービスを行なうのがほとんどでしたが、最近では女性の理容師も活躍し、女性のお客様も顔剃りのサービスなどを目的に来店されるようになりました。

現状と将来性

 平成21年度末現在で、全国の理容所は134,552軒で、理容従事者は243,644人です。全体としては、やや減少傾向にあります。ただ、事業所数の減少にもかかわらず、業界全体の売上規模は全国で一兆円を維持しており、一事業所あたりの売上が拡大しているということになります。

 また、現在の理容業界は、高齢化社会に対応できるよう地域密着型が進んだり、若い男性を対象に育毛マッサージ・エステ・ネイルケアなど今までになかったサービスを行なったり、若い女性を対象とした「ブライダルシェービング」を行うなど、サービスの幅を広げています。

なるためには?

 理容師として働くためには、指定の養成施設(専門学校等)を卒業し、「理容師国家試験」に合格後、免許登録する必要があります。年に2回の国家資格には「実技試験」と「筆記試験」があります。「実技試験」には、カッティング、シェービング、整髪の基礎的技術と、衛生上の取り扱いの審査があります。

 「筆記試験」は、1関係法規、2衛生管理、3理容保健、4理容の物理・化学、5理容理論の5科目から出題されます。

理容師 サクセスナビ

なるためのポイント・求められる能力

● ニーズを聞きとるヒアリング力

 理容師は、人を綺麗にし、その方の魅力を引き出すことで、人に感謝される仕事です。お客様の要望やトレンドに合わせてヘアスタイルを作り上げていくため、施術前のヒアリングやファッションの流行に敏感であることが重要なポイントとなります。お客様を楽しませる社交性は必要不可欠です。

● 常に周囲に「気配り」をすることが大切

 実際のサロンでは『背中に目がついていなければならない』といわれる程お店全体の状況を把握していなければなりません。常に全体を見渡し、お客様を次にどこへ案内すればよいか、状況に合わせた判断力が求められます。そのためには、「気配り」「目配り「」心配り」が必要不可欠です。

こんな方に適した職業です

  • 人と接するのが好き
  • ファッションやおしゃれが好き
  • 流行のものが好き
  • 人を綺麗にできるのが嬉しい
  • 将来的に独立してみたい

関連する資格

  • 理容師免許(国家資格)