現在、サークルケイ四国のスーパーバイザーとして、8店舗の加盟店を担当しています。スーパーバイザーとは、各店舗と本部とのパイプ役となり、品揃えや陳列、発注や在庫の管理、アルバイトの採用と教育など、店舗経営全般にわたるアドバイスを行い、加盟店のバックアップをする仕事です。いかにお客様に満足して買い物をしていただけるか、また店舗の利益を上げることができるか、毎週の施策を活かしながら、その検証や反省を繰り返しています。
河原電子ビジネス専門学校では、実践的な経営学を学び、新聞の読み方やコミュニケーション技能なども学びました。在学中に日商販売士、サービス接遇、ビジネス能力検定、簿記、そしてパソコンの資格も取得しました。それらは今の業務に直接生かされています。
加盟店のオーナー様は自分の両親以上の年齢の方もいらっしゃることから、スーパーバイザーとして一つ一つの話を理解していただき、信頼を得るまでは大変でした。でも、ある店舗で僕の誕生日を覚えていてくれて、お祝いをしていただいたときは、とても嬉しかったです。信頼関係とともに、お店から必要とされていることを実感できたからです。
将来的には、独立をして自分の店舗、会社を持ちたいと考えています。そのためにさらに経営について学び、中小企業診断士の資格も取得したいと考えています。
スーパーやコンビニエンスストア、アパレル(衣服販売)などの小売業界やレストランやファストフードの飲食業界で多くみられる仕事です。一定の地区、地域での各店舗の売上や商品構成、レイアウト、在庫管理、マーケティング、スタッフへの接客教育などの店舗運営全ての指導と支援を行います。
本社(本部)からの情報を店舗に提供し、同時に店長やスタッフから聞いた経営状況を本社に集約させるなどの橋渡し的な存在でもあります。一般的には店長のキャリアアップとしての仕事になります。
担当の店舗には本社が直営する場合だけでなく、別のオーナーが所有するフランチャイズ店もあります。フランチャイズ店ではオーナーとの信頼関係を築きながらお店作りも行うのも大切な仕事です。
実績が認められると、担当する店舗数が増えたり、大規模な店舗を任されたりします。会社にとっては売上を左右する重要なポジションとして大いに活躍ができ、それだけに比較的高い給与水準が設けられているお仕事です。
スーパーバイザーになるために必要な資格や条件はありません。高校卒業後からでも目指せる職業ですが、一般的には店員、店長の経験を経てスーパーバイザーになる流れが多いです。その間に、所属する店舗の商品知識や販売能力、売上管理などの様々な知識を身につけます。
スーパーバイザー業務に必要な知識として、経営に関する基礎になる「簿記知識」、商品販売や小売業に必要な「販売知識」、売上等の細かな数値分析や処理などが速やかにできる「情報利用知識」などがバランス良く備わっていることがなるための早道です。
1日に複数の店舗を巡回する場合もあり、県や国をまたいだエリアを担当することもあり、体力を使います。また、店長やオーナーと協力して仕事を進めますが、自分よりも年齢がはるかに上の人への指導や支援を行うこともあり、円滑な会話や打合せができるコミュニケーション能力も必要です。