私が税理士という職業を意識し始めたのは、大原の税理士科に入学を決めたときです。大原に入学したのは、高校で勉強していた簿記がとても楽しかったので、続けて勉強したいと思い、また、高校の先輩に薦められて、大原で税理士を目指そうと決めました。在学中は、日商簿記1級・全経上級・建簿1級を取得し、税理士科目の簿記論・財務諸表論に合格しました。
現在は税理士事務所で、お客様の帳簿の監査・申告書の作成など、税理士補助業務の仕事をしています。その他にも、税務・社会保険の相談や、年末調整、確定申告など、様々な業務があります。お客様が安心してお任せできるように、常に笑顔の接客を心掛けています。将来は、もっと一般の方も税務や会計のことが相談できるような、「身近な町の税理士さん」になりたいと思っています。
「なせば成る為さねば成らぬ何事も成さぬは人の為さぬなりけり」上杉鷹山の言葉です。何かを成し遂げようと意思を持って行動すれば必ず達成できます。ただ待っていても何も得られません。
「やり遂げよう」という強い意志を持って夢を実現させてください!
税理士の行う主な業務は、税務業務(税務書類の作成、申告等の税務代理、税務相談)と会計業務(会計帳簿の記帳代行、決算書の作成等)ですが、大企業のM&Aに関する税務や国際税務、個人の所得税や相続税の相談まで、業務の範囲や規模はさまざまです。最近は特定の分野だけでなく、いろいろな角度からの総合的判断が求められるケースが増えています。経営コンサルティングや会社法上の会計参与、法廷に立つことが認められる税理士補佐人のほか、企業内での税務・財務のスペシャリストや、財務担当責任者(CFO)として活躍するケースもあります。
最近の税理士業務は、税務業務以外にも経営コンサルティング業務も多くなってきています。そのため、税務の知識以外にもFP(ファイナンシャル・プランナー)の知識も要求されるようになりました。幅広い知識を習得しなければならない大変さはありますが、その幅広い知識をベースに企業の経営に深く関わることができます。
また、最近では税理士業界にも世代交代の波が訪れています。団塊の世代の税理士が一線から退き、後継者を探しているという話しは良く耳にします。つまり、これからは今まで以上に税理士の資格を持つ人が数多く望まれるということになります。
税理士になるためには、国家試験である税理士試験に合格しなければなりません。税理士試験は11科目のうち5科目に合格することが必要になります。また、税理士試験は誰でも受験できるわけではなく、受験資格がなければ受験することができません。試験に合格しても税理士として登録するには2年以上の実務経験が必要となります。このように税理士になるには関門が多く、独学で取得するのは、非常に困難です。専門学校等で学習するのが一般的です。
税理士になるにはまず国家試験に合格しないといけません。この合格と言うのは、全税理士試験科目(11科目)中、必須科目を含む5科目に合格することをいいます。そのためにはどんなセンスよりもコツコツ努力できることが必要です。コツコツ努力をすることができれば、理系か文系かは関係ありません。
税理士の仕事では顧客とのコミュニケーションやお金に対する公平さが求められます。また、会社の内情を知ることになるので秘密を守れることが条件です。さらに、顧客に何か困ったことがあれば一番に頼りにされるのが税理士のため、税務・会計以外にも金融や保険等の知識も必要になっています