
渡邉 康之
河原医療福祉専門学校 教務課 介護福祉科 専任教員
介護福祉士として5年間、看護師として13年間、臨床経験を積んだのち、河原学園に入職。現在は、介護福祉科の専任教員として、学科運営に従事。次世代を担う介護福祉士の育成に励んでいます。
入職に至った経緯
介護福祉士と看護師の経験を後進の育成に還元したい。
介護福祉士として5年間、看護師として13年間、臨床の現場で働いてきました。とてもやりがいを感じていましたが、いつからか、キャリアの新たな方向性を探りたい、と思うようになりました。
そんな中、元々、人と関わることが好きでしたから、介護福祉士や看護師としての現場の経験を通じて、学生により実践的なアドバイスやサポートを提供できるのではないかと思い、専門学校の教員を目指そうと思うようになりました。
専門学校は、運営が学校法人で安定した職場環境であるということや、実務経験を学生に直接伝えることができ、現場に近い教育を通じて、未来の介護福祉士の育成ができるのではないかと考えて、縁があって入職することになりました。
あとは、家から近いのは嬉しいポイントでした。
入職前後でのイメージのギャップや河原学園の魅力
不安な気持ちは仲間が解消。色々なことができる可能性の広がる職場です。
イメージの違いはありませんでしたが、全てが初めての経験ばかりで、不安や緊張はものすごくありました。でも、一人ひとりの先生がとても優しく接してくれて、授業やクラス運営の具体的な方法や、学園のルールなどを教えてくださり、大変ではありますが、比較的早く環境に慣れることができました。
なにより河原学園の魅力は、多彩な学科構成と実践的なカリキュラム、最新設備や知識を活用した学習環境、そして資格取得や就職支援の充実にあると感じています。また、地元企業との連携や地域貢献活動を通じて、学生が即戦力として成長できる環境が整っています。アットホームな雰囲気で、個々の夢を全力でサポートする学校です。
現在の仕事内容・やりがい
介護福祉士になりたい学生に寄り添い、未来の介護福祉士を育成。
介護福祉科の専任教員として、学科運営に携わっています。具体的には、担当科目の授業を実施し、また、クラス担任を持っていますので、クラス運営や学校行事の準備、学生指導等を行っています。また、オープンキャンパスや訪問体験授業等で、介護福祉士の魅力を伝えるために、試行錯誤しながら体験授業をおこなっています。
臨床現場で働いていたこともあり、学生から頼られたり、先生「ありがとう」と言われたりすると、素直にとても嬉しいですし、やりがいも感じます。また、授業で自分の伝えたいことが学生に伝わったときは嬉しいですし、自分自身の成長も感じることができています。
仕事で印象に残っているエピソード
すべての仕事が良い経験
学内での授業だけではなく、学外で実施される学園祭、スポーツフェスティバル等の行事や、進路を考える中高校生に対して開催するオープンキャンパスや体験授業、地域連携授業など、さまざまな経験を積ませていただいています。それによって、学生との距離も近くなるので、一人ひとりの成長が間近で感じられていることです。
入職して成長したこと、身についたスキル
観察力が身につき、視野が広がりました。
まだまだではありますが、コミュニケーション力や、分かりやすく説明する力、学生一人ひとりの理解度や状況を観察し、臨機応変に対応する能力が身につきました。
また、限られた時間で授業を進める時間管理のスキルや、学生の多様な背景や価値観を理解し、それに応じた視点が持てるようになりました。
これらの経験を通じて、自分自身も成長し続ける意欲や柔軟な対応ができるようになったと実感しています。
今後の目標
デイリー・アップデート
今後の目標は、自分自身も学ぶことを常に忘れず、学生一人ひとりの個性や強みをさらに引き出せるような授業づくりに取り組むことです。
また、介護福祉の分野で求められる知識や技術だけでなく、思いやりやコミュニケーション能力といった、社会人としての基盤を育てる教育を実践していきたいと考えています。
そのために、自分自身も最新の知識や教育手法を学び続け、より効果的な指導ができるよう成長を続けたいです。
応募や入職を検討しているあなたへのメッセージ
相手を思いやり、寄り添う気持ち
教員の仕事の良いところは、学生の成長を間近で感じられることです。自分の言葉や行動が学生に影響を与え、未来を支える一助となるのは素直に嬉しいものです。時には難しい場面に直面することもありますが、それを乗り越えるたびに、自分自身も成長できる職業です。私は、臨床から目指したので、初めは不安を感じましたが、大切なのは、相手を思いやり、寄り添う気持ちを持つこと。そして、自分も常に学び続ける姿勢を忘れないことです。
福祉に携わる者として、学生や利用者の成長を第一に考え、相手の立場に立って物事を考えられる人には向いていると思います。教員も一人ひとり違いますが、違うからこそチームとして協力しながら、互いにサポートし合い、前向きに意見を出し合える関係性を築いていきたいです。
学生からも多くのことを学べるので、教員になれば自分自身が成長し続ける人生が待っています。ぜひとも、一歩を踏み出して挑戦してみてください。