私の母親が、洋服が好きで流行にも敏感でした。それで小さい頃からフリルなどいろいろな洋服を着せてもらっていました。その母の影響で私も洋服が大好きになり、また絵を描くのも好きで、小さい頃から服のデザインを描いたりしていました。だから自然と服飾を学びたいと思い、デザインともの創りが学べる河原デザイン・アート専門学校に入学しました。
現在、Right-onエミフルMASAKI店で、女性、男性、子ども服全ての接客と、コーディネート提案をしています。また、商品を売り場に展開するマーチャンダイズや、ボディ(マネキン)作りもしています。コーディネート提案で心がけていることは、お客様が求めているものと全く違うものを出す訳にはいきませんので、普段どんなものを着ていらっしゃるかなど、お客様との会話からニーズを引き出すようにしています。そしてお客様との会話は、楽しく話しやすい雰囲気にすることを心がけています。
最近、私に服を選んでもらいたいとリピーターとして来てくださるお客様が増えてきたことが、やりがいですね。「今日は休みやから来てみたんよ」とフラッと立ち寄ってくださるお客様もいて、とても嬉しい瞬間です。将来は、洋服やインテリアのデザインをしたいという目標を持っています。今はそのために、基礎をしっかりと学びたいと思っています。
子供服から紳士服、婦人服まで、様々なファッション商品をコーディネートし、販売するのが、ファッションアドバイザーの仕事です。お客様の好みや趣味に合わせて商品を提案したり、服の組み合わせを考えて、トータルでファッションをアドバイスします。お客様がどんな服を求めているかを素早く理解し、1人1人に合ったオリジナルのコーディネートをします。
他にも、商品の仕入れをしたり、店頭に商品を並べ、ディスプレイを作ったりして、お店のイメージアップにつなげる事も仕事の1つです。様々な仕事を任されるようになれば、将来は店長としてお店の運営を任されるまでにステップアップすることもできます。
ファッション業界では、商品を並べておくだけで売れた時代が長く続いていましたが、近年は、ファッションの多様化、個性化がさらに進んでいますので、個人のライフスタイルや価値観の変化に対応し、いかに「流行」の商品をアドバイスできるか、センスが求められます。適切なアドバイスをしながらいかに喜んでもらえるか、今後のファッションアドバイザーの役割は、ますます重要になってきます。
ファッションアドバイザーになるには、特に必要な資格や免許、そして年齢なども問われませんが、資格としては、日本商工会議所が行う「販売士」などの資格を持っていると、仕事の幅が広がります。
一般的には、高校卒業後にショップに就職することも可能ですが、正社員としての採用は多くないのが現状です。やはり正社員として、また店長候補として就職するためには、専門学校などで、専門知識や技術、販売などの資格を取得して、即戦力として就職するのが望ましいです。
ファッションに興味がある人、人と接するのが好き、明るさと積極性がある、気配りができる人に向いています。お客様がどんなものを求めているのかを素早くキャッチする観察力や、心のこもった誠意ある対応が重要です。
お客様にアドバイスをするからには、自分自身のコーディネートがお店にふさわしいセンスある着こなしであることが求められます。ファッションや色彩に対する感覚や豊かな感性などが望まれます。また、最新のトレンドについて精通している必要があるでしょう。