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河原電子ビジネス専門学校 ホテル観光科※ 平成20年度卒業
藤井 静香さん（松山商業高校出身）
（※平成24年度より、河原パティシエ・医療・観光専門学校 エアライン・観光科に変更。）
小学生の頃、旅行で乗った飛行機でCAの方に優しくしてもらってから、私も航空会社で働きたい!と憧れを抱いていました。そして高校で進路を調べていたとき「グランドスタッフ」という職種を知り、県内で目指せる河原電子ビジネス専門学校を知って、入学しました。
そして夢が叶って、今、松山空港でグランドスタッフとして勤務をしています。仕事の内容は、ANAカウンターでの搭乗手続きや、航空券の発券、手荷物のお預かり、また搭乗ゲートでお客様を機内へのご案内など、空港内のいろいろな場所で業務を行っています。
グランドスタッフは一見華やかに見えますが、実際に働いてみると予想外の苦労も様々でした。お客様と一緒に重い荷物を持って走ったり、大声で叫んだり。。でもそんな中、お客様からの「ありがとう」のお言葉や、松山に帰ってこられたお客様がわざわざ「おかげで無事行けたよ」と声をかけてくださることが、やりがいになります。また空港では、飛行機を定時刻に出発させるため、さまざまな部署が協力し合って業務を行っています。その一員として働けることも、大きなやりがいです。
目標は、印象に残るグランドスタッフになること。「松山空港はいいな」と思っていただけるように、お困りの方がいないかよく観察して、いろいろなところに気を配っていきたいと思っています。
どんな仕事？
憧れの仕事であるグランドスタッフは、空港カウンターでの搭乗手続きやアナウンス、ゲートでの出発・到着業務、ご年配の方や障害のある方のお手伝いなど、機内に搭乗されるお客様へのご案内や誘導を行います。特に正確さが必要で、航空機を遅らせてしまうとお客様にご迷惑をお掛けしてしまうため時間との戦いという場面もしばしばあります。グランドスタッフは接客のプロでなければいけません。お客様からいつでも声をかけていただけるよう笑顔で元気な人が多いです。
現状と将来性
2010年に羽田空港に新国際旅客ターミナルがオープンし、アジアをはじめとした旅行の利便性が向上したため、仕事をしている人の旅行スタイルに変化が出てきました。また、2012年は、LCC(ロー・コスト・キャリア)元年といわれ、低価格で航空旅行ができることにより個人旅行の増加、2013年には、航空自由化(オープンスカイ)が本格実施され海外航空会社との競争が激化し、海外へ旅行する際にも航空代金が下がることで旅行者の増加が見込まれています。観光・航空業界のさまざまな変化が予想されますが、空港の顔として、サービスのプロフェッショナルとしてグランドスタッフには今以上の能力が必要になってくるでしょう。
なるためには？
正社員として高校卒業からの就職はかなり厳しいです。採用条件が専門学校、短大、もしくは大学卒業以上がほとんどです。さらに英語力(英検2級以上など)を条件に付ける場合も珍しくありません。
空港内での業務では、旅行、航空、接客サービスといった専門的な分野の知識が多く必要なため、専門的に学べる学校で身につけた方が良いでしょう。
「おもてなし」ができるホスピタリティマインド、接客のプロとしての対応力と正確さがこの仕事に求められます。
なるためのポイント・求められる能力
● 笑顔と対応力 · 応用力でビンカンに
お客様に接しやすいと感じていただける優しい笑顔、突然の事態にも焦ることなく行動することができる臨機応変な対応力、自分だけじゃなく上司や先輩からも学ぶことができる応用力、知識だけでこの職業に就くことは難しく、他人よりも光るものを持っていることが大切で早くからそれを身に付ける訓練をしましょう。
● 健康と体力が仕事の基本
空港内のカウンター、出発·到着ゲートなど空港内の端から端までを走り回り、定時に飛行機を出発·到着させなければならないハードな仕事です。基礎的な体力をつけておくことは必要で、自己健康管理を出来るようにしておくことも大切な要素になります。
こんな方に適した職業です
- 笑顔が素敵
- 語学力を生かしたい
- 向上心がある
- 人を喜ばせてあげたい
- 人の手助けをしたい
関連する資格
- 実用英語技能検定(日本英語検定協会)
- TOEICテスト
- サービス介助士(日本ケアフィットサービス協会)
- 総合旅行業務取扱管理者(国家資格)
- 国内 · 海外 AXESS 検定(アクセス国際ネットワーク)
- 国内 · 海外旅行地理検定(旅行地理検定協会)
