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ファッション・デザインのお仕事 グラフィックデザイナー

グラフィックデザイナー
セキ株式会社 勤務
河原デザイン・アート専門学校 グラフィックデザイン科 平成20年度卒業
小林 恵さん(宇和島東高校出身)

お客様に満足いただくデザインを! 自分なりの提案が受け入れられた時の喜びは格別です!

愛媛県内の大手印刷会社で、チラシやポスターなどのデザインを担当しています。デザインは、IllustratorやPhotoshopというソフトを使って、Macで制作することが多いですね。

 お客様の依頼を受けてからデザインを作っていくのですが、仕事を始めたころはお客様や上司に指示されたことを忠実に作っていくのが精いっぱいでした。ただ、ある時「自分なりの作品を作ってみては?」と同僚にアドバイスをもらい、ある仕事の際に、遊び心を入れた自分なりの提案を取り混ぜてお客様に提出してみました。するとそのお客様にとても喜んでいただきました。自分の仕事でお客様に喜んでいただき、評価され、「やって良かった!」と実感することができました。

 もともと小さい頃から絵を描くことが好きで、絵やデザインをもっと勉強したい!と思い、河原デザイン・アート専門学校に入学しました。在学中には絵本のフリーペーパー「ましまろ」の制作に携わり、企画、お店への提案、制作、編集まで担当しました。世の中で「商品」となっているものを生み出す過程を学生の時に一通り学べたことは、とても貴重な体験でした。その経験を活かし、今後もよりよいものを作っていきたいと思います。

どんな仕事?

 グラフィックデザイナーの仕事は、雑誌などの出版物、ポスター、パンフレット、商品パッケージなど、あらゆる印刷物のデザインです。文字や写真、イラストなどを使い、色や形、構図などを効果的に考え、商品や記事の視覚効果を高めます。

 行政・企業の宣伝、告知、販売促進などを目的として、さまざまな視覚効果を駆使しながら情報を整理していくグラフィックデザインは商品等のイメージアップやメディア戦略に欠かせない仕事です。

 単独での仕事もありますが、ほとんどは共同作業になります。グラフィックデザイナーは、ビジュアル(視覚)の担当として、コピーライターやカメラマン、イラストレーターなどと打ち合わせをしながら、依頼主が伝えたい情報やメッセージをデザインして表現していきます。

現状と将来性

 私たちが得る情報源には、テレビやラジオ、インターネット等、様々なものがありますが、雑誌やポスター、広告、宣伝用カタログなども有力な情報源となります。単に文字だけの印刷物より、写真やイラストがほど良く入り、きれいな色彩が施された物は、見る人の関心を高めます。時代と人々のニーズに応じたデザインは、人々の生活を豊かなものにしてくれます。さらに見る人、使う人が納得、満足のいくデザインは、人々の心も豊かにしてくれます。

なるためには?

 グラフィックデザイナーになるには、特に必要な資格はありません。しかし、パソコンによるデザインが主流となっていますので、写真などを加工する「Photoshop」や、レイアウト(構成)やデザインをする「Illustrator」等のデザインソフトを使いこなす技術が必要です。企業も即戦力として採用するところが多いため、デザイン系の専門学校や、美術系大学等で技術を身につけておくことが必要です。

グラフィックデザイナー サクセスナビ

なるためのポイント・求められる能力

● デザインの技術と知識は必須!

 あらゆる広告物のデザインをするために、専用のソフト(「Illustrator」や「Photoshop」など)を使いこなす技術、そして手描きでのあらゆる手法を身につけでおくことが最低限必要です。その他にデザインを制作するために必要な知識としては、レイアウトや色彩、著作権など、様々な技術と知識が求められます。

● コミュニケーション能力が重要

 技術や知識の他、コミュニケーション能力も重要です。依頼主の要望に応じた作品を制作するために、打ち合わせの機会も多いので、重要な要素となります。個人的にパソコンの技術を習得することも必要ですが、学校でグループ制作や、実践的な授業を経験しておくことが望ましいでしょう。

こんな方に適した職業です

  • 絵を描くのが好き
  • デザインするのが好き
  • イラストを描くのが好き
  • モノを作るのが好き
  • 好奇心旺盛
  • 几帳面
  • 考えるのが好き

関連する資格

  • Photoshopクリエイター能力認定試験(サーティファイ)
  • llustratorクリエイター能力認定試験(サーティファイ)
  • ビジネス著作権検定(サーティファイ)