エステティシャンの施術には、フェイシャル(美顔)、ボディ(痩身)、脱毛の3種類があります。お客様の肌に合わせた施術内容や、肌の悩みに合わせたコースを提供し、施術していきます。お客様に満足していただける技術を提供するために、社内での技術チェックは厳しく、なかなか技術の合格がもらえなかったときは苦労しましたね。挫折しそうになりましたが、お客様のことを考えると、頑張ろうと思えました。エステティシャンのやりがいは、お客様がきれいになっていくのを間近で見られるところです。本当に満足して、笑顔で帰られるところを見ると、こちらもとても嬉しくなります。
河原ビューティモード専門学校のオープンキャンパスでフェイシャルの体験をしたのが、エステティシャンになりたいという気持ちが強くなったきっかけでした。その時に教えてくださった先輩がとても優しくてきれいな人で、憧れを抱きました。学校では、エステだけでなく、メイクやネイル、アロマの授業もあったので、たくさんの事を学べました。
今の目標は、お客様に「あなたに施術してもらってよかった」と言っていただけるエステティシャンになることです。そのためにお客様としっかりとコミュニケーションをとって悩みを聞きながら、お客様一人一人に合った施術を提供して、満足していただける高い技術を身につけたいと思います。
エステティシャンとは、お客様の目的や年齢・体質・性格などに合わせ、フェイシャルやボディトリートメント、脱毛などの施術を行う、全身美容のプロフェッショナルです。もともとのエステティックの意味は、美意識、美学ということですが、現在のエステティックの場合、「全身美容」という訳語が当てられています。エステティシャンの多くは、エステティックサロンに勤務しています。
この職業に就いている人は、全国に推定で約3万人といわれています。とくに大都市周辺に多いようです。就業者の多くは若い女性で、毎年2,000人程度の入職者がいるとされています。一部の女性の間でのみ利用されていたエステティックサロンも、現在では年齢も属性も幅が広がり、多くの女性が定期的にサロンへ通うようになりました。また最近では男性の利用者も徐々に増えているようです。このためエステティシャンの需要は伸びると思われ、それに伴い、供給も増えると推測できます。
日本にはエステティシャンという技術者の身分を保証した、国が定める資格制度(公的資格)やライセンスはありません。ただし、日本エステティック協会認定エステティシャンなどの資格を持っていると、就職に有利と言えます。専門学校を卒業後、エステティックサロンなどの就職試験を受けてエステティシャンになるのが、一般的なようです。
エステティシャンの仕事はお客様の肌に直接触れるため、技術を身に付けるのはもちろんのこと、人体の生理機能や心理についての専門的な知識が必要になります。サロンに就職しても、経験を積みながら知識の幅を広げていくことが大切です。
エステティシャンはお客様一人ひとりと深く関わっていく職業ですので、コミュニケーション能力が欠かせません。お客様に喜んでいただき、お客様が次回も自分を指名してくださることはエステティシャン冥利につきます。高い技術にくわえ、お客様と信頼関係を築くためのコミュニケーション能力が必要です。