今は入社6年目で、愛媛県から九州、四国、中国、近畿の各地方への、日帰りで行けるツアーの企画・造成を担当しています。自ら企画したツアーを、折り込み広告や月刊誌に掲載し、募集も行っています。電話での応対も直接行い、ツアーの申し込みなどを受けたり、ツアーに関する問い合わせのへのご案内をしています。より良いツアーを企画するために心掛けていることは、常にアンテナを張り、情報収集をすること。何がお客様に一番喜ばれるかを考え、ツアーを作っています。そのようにして作ったツアーにたくさんのお客様が参加してくださること、また終わったあとのアンケートで良い評価をいただくことは、やはりとても嬉しいですね。逆に、当初ツアーの中で提供を予定していたことやものが、当日何らかの手違いで提供できなかったときは、お詫びはもちろんのことですが、そのあと信頼を取り戻すまで非常に苦労します。
お客様がツアーにご参加される理由は様々あると思いますが、その理由の一つに「このツアーだったから」と、自分の企画したツアーを挙げていただいた時、非常にやりがいを感じます。他社の企画もたくさんあるとは思いますが、その中でも自分のツアーに一番魅力を感じていただけたのかと思うと嬉しいです。今の目標は、日帰りツアーのプロになること。地元愛媛はもちろんですが、担当範囲は全て知り尽くし、最終的には日本全国を知り尽くしたいと思っています。
旅行会社や旅行代理店で、お客様に『夢・感動』をお届けする旅のプロフェッショナル。企画するツアーのプランニングから手配、販売(カウンターセールス、アウトセールス)、お客様に同行する添乗員、精算業務など仕事内容は多岐にわたります。地域・国境に関係なくグローバルに活躍することができる仕事です。
また、添乗中やリピーターのお客様からの反応がその場で分かり、努力した結果が『達成感や充実感』として直接お客様から実感でき、とても『やりがい』のある職業です。
現状は、以前の団体旅行から個人・グループの旅行に変化し、旅行をする目的もスポーツ・クールージング・食事・イベント・エコ等多種多様化してきました。海外では円高の情勢からショッピングやエステ、韓流ブーム、従来とは異なる観光地の再発見からの旅行喚起、リゾートでのアクティビティ等と、旅行者の求めるものも変化しています。
今後は、中国やインドをはじめとしたアジアの著しい経済成長を遂げている国の人が、日本の歴史的な遺産の保全状態が良さ、観光地が近い、治安とサービスの質が高いことにより旅行の目的地に日本を選択していくことが予測されています。国家としても訪日旅行者の増加を願っています。
旅行業に関する法律、約款、地理、出国の手続きなどの高度な専門知識を必要とし、旅行業界では必須の『旅行業務取扱管理者』の資格を取得しておくと、就職に大変有利になります。企画旅行の添乗業務に携わるには『旅程管理主任者』の資格も必要です。また、お客様のニーズをいち早く察知し、必要な情報を的確に伝えるコミュニケーション能力や、海外でも通用する語学力を修得することも重要です。旅行業界用語や企画力、空港やホテルなどの関連知識を修得するなら、専門学校が最適です。
人との触れ合いが好きな人にはたまらない業界です。物怖じすることなく他者とコミュニケーションを図れ、多くのことに興味を持つことができる。さらに、素直さ·粘り強さ·適用力も必要になります。仕事は、いろんなことにぶつかるが、どんな出会いも受け止めて吸収し学んでいくことが大切です。
ツアーを企画しお客様をお誘いするので、結果として自分の行きたいところにお連れし、満足していただくことになります。自分の好きなところで感動を共有できることが何よりも醍醐味でしょう。そのため、さまざまなことに興味を持ち、幅広い知識の中からツアーを作成できるアイデアや能力が必要です。