河原デザイン・アート専門学校は修学支援制度の認定校です。
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グラフィックデザイン科

NPOましまろプロジェクト

子供たちに喜んでもらえる絵本づくりをテーマに、学生たちが自分たちにしかできない地域貢献を目指して誕生しました。平成20年4月にプロジェクトがスタートし、創刊13年で40種のフリーペーパーを地域に送り出し、延べ246,000冊を発行しています。社会に出ないと出来ない、実際の編集作業や広告営業デザインを在学中に経験できることとしては高い評価をいただき、就職活動にも大きな武器になっています。


問題の発見とそれを解決するソフトがデザイン

私が授業で学生たちに伝えたかったことは、「問題の正しい発見とそれを解決するソフトこそがデザインである」ということでした。自分たちの住む街の中から問題を発見し、それを解決する方法を考え、アイデアをカタチにするプロセスを通して、デザインについて学ばせたいと思っています。

最初は、戸惑っていた学生たちも、次第に自分たちで問題点を考える様になり、アイディアを出し合う様になり、具体的な提案としてカタチにすることができました。最終的には、行政や関係する団体に直接プレゼンテーションし、可能であれば、学生のアイディアを実現させたいと思っています。

地方にある学校は、その地域にある問題を教育課題として取り上げ、その課題を解決するプロセスを経験することによって、デザインの本質を知ることができるのではないでしょうか。

これからは、地方にこそ様々な可能性があり、デザインには、地方を元気にする力があることを知ってほしいと思っています。デザインを学ぶ学生たちが、地域の問題を解決し、これからの地域を元気にする人材に成長することを期待しています。