診療情報管理士は、患者さんの医療情報を管理する仕事です。管理・分析することでより良い医療の提供や安全・経営管理を行います。医療情報を用いて病院を支える仕事です。
医療事務は、病院の受付や会計など主に患者さんの対応がメインになりますが、診療情報管理士は診療情報のデータ管理など病院管理・分析を行い医師や医療従事者との連携が必要になります。 病院が必要としているスペシャリストでもあるため医療業界で注目されている専門職です。
診療情報管理士を雇用している病院には保険上の優遇措置など病院側にも大きなメリットがあります。そのため診療情報管理士は需要が高く、求められている職種です。それに対し、この資格を持っている人が全国的に少ないため、就職においても大病院への就職がとても有利となっています。
| 診療情報管理士 | 医療事務 | |
|---|---|---|
| 役割 | 医療機関での診療記録の管理、 医療情報の整理・保管などを担当 医療とデジタル技術をつなぐ |
受付業務、会計処理、 保険請求（レセプト作成）などの日常業務を担当 |
| 必要な資格 | 診療情報管理士資格 （日本病院会が認定） |
医療事務の資格 （必須ではないが、取得が推奨される） |
| 勤務先 | 主に大規模な病院や医療施設 （国立病院・大学病院・専門医療機関） |
病院、クリニック、診療所など |
| 平均年収 | 約350万～450万円 | 約250万～350万円 |
| 将来性 | 医療現場のIT化、データ活用が進む医療分野で 需要が高まる医療DXの道を整備し、 AI技術が活用しやすいデータを提出する→ AIに代わられない |
常に一定の需要があるが、将来的には システム化の影響を受ける可能性がある |
| 必要な学歴 | 大学・専門学校での専門教育が 必要な場合が多い |
高卒以上で取得できる資格も多い |
| 仕事内容 | ・診療記録の分析・管理 ・カルテの電子化や整理 ・データの統計・分析 ・医療の質向上のための支援 ・医療DX（デジタル化）のサポート |
・受付対応 ・患者情報の管理 ・会計業務 ・レセプト作成、提出 ・電話対応 |
| 専門知識 | 医療情報システム、統計、法的知識、 電子カルテの運用など |
医療保険制度、診療報酬、 医療事務システムの操作など |
| キャリアパス | がん登録担当主任、管理室専門家 （将来的には事務長も目指せる） |
医療事務員、受付、 レセプト担当者、事務主任など |
※公式団体（日本病院会や医療関連の資格団体）から公開されている情報、および業界の傾向に基づいて作成しています。
・診療情報管理士資格に関する公式ガイドラインや日本病院会の資料
・医療事務資格を認定する団体からの情報（例：診療報酬請求事務能力検定）
・医療業界における給与や役割分担に関する一般的な統計データやレポート など
診療情報管理士に興味を持っても、自分に向いている仕事なのか、なかなか想像が付かない人も多いと思います。 病院で働く事務スタッフは、受付や会計、患者さんと接することもあり、また様々な情報分析を担当するスタッフもいます！ こちらの記事では「診療情報管理士・医療事務に向いている人」を簡単にまとめています。
四国で唯一の診療情報管理士養成校！診療情報管理士はもちろん、病院事務に必要な資格やデータ処理の資格なども合わせて最多10資格取得を目指します！
医療論や臨床医学総論などの専門的な授業を現役医師から学びます。全国で約100名しかいない診療情報管理士指導員を招いた授業でより深く学ぶことができます。
大規模病院で、受付・会計・医事課・診療情報管理室など病院事務全般の実習を行います。様々な部門で実習を行うことで専門的な知識・実践力を身に付け、実務に強い病院事務員を目指します。
診療情報管理士はより良い医療の提供や病院経営の改善など大きな役割を担っています。医療業界ではとても貴重な存在になっているため大病院への就職がとても有利です。
受付から医療情報の管理や分析までを行い、病院の経営や事務部門を支える診療情報管理士を目指します。
病院事務員に必要な接遇や医療現場で使用している医事コンピュータなどの知識・技術を学び、診療情報管理業務の基礎知識を身につけます。
より専門的な医事業務、診療情報管理業務の知識と技術を養います。病院実習で医療事務員と診療情報管理士の役割、業務内容の違いを理解します。
包括医療費支払い制度（DPC）など、診療情報管理士ならではの業務について学びます。実習では診療情報管理士の実務を行い、授業で学んだ知識と技術を更に深めます。また診療情報管理士認定試験に向けて、対策授業で合格を目指します。
| 月曜 | 火曜 | 水曜 | 木曜 | 金曜 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 1限目 9:10～10:40 |
臨床医学各論I | 医療秘書概論 | 臨床医学各論I | 病院マネジメント | 医事コンピュータ演習 |
| 2限目 10:50～12:20 |
医療事務論I | 医療事務論I | 医療秘書概論 | 臨床医学総論 | 関連法規 |
| 3限目 13:10～14:40 |
医療レセプト演習 | 就職実務 | 臨床医学総論 | 人体構造・機能論 | 病院マネジメント |
| 4限目 14:50～16:20 |
Excel | 接遇マナー | 医療コンピュータ 演習 |
医療レセプト演習 | Word |
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電子カルテの入力方法（病名や診察状況、治療方針など）を学びます。
医療機関の受付業務や患者さんの診療内容を点数で計算し診療報酬明細書（レセプト）の作成などを修得します。
診療情報管理士の役割や仕事内容、治療を記載した診療録（カルテ）や検査結果などの情報を管理･分析･活用する方法を学びます。
病院の事務職員にとって不可欠である医事コンピュータの操作方法を身につけます。
WHOのルールやコーディングを学ぶことで、疾病分類の意義や目的、利用方法を理解することができます。
医療の質の向上を目的とする包括医療費支払い制度（DPC）について医療機関で実習を行い、実務に携わることで知識を定着させます。
カルテやデータを管理するスペシャリスト。医師が必要とする診療情報を整理したり、患者さんへ情報公開の窓口にもなります。
病院や診療所で患者さんの受付や会計、レセプト業務（診療報酬請求）を行います。
医師や看護師のサポート、スケジュール管理や各種データの整理、電話対応などを行います。
病棟内のナースステーションに常駐し、入院用のカルテ作成や入退院の手続きなどを行います。
友人が事務の仕事に就職し、自分も事務職を目指し興味のあった医療分野に進むことを決めました。授業では、分からないことを友人と確認したり先生に質問したりして、良い雰囲気で学ぶことができています。現在は最終目標の診療情報管理士の合格に向け、検定試験や自主学習を積極的に取り組んでいます。将来は、周りに気配りができる医療人になりたいです。
幼い頃、待合室で不安な気持ちだった私に優しく声をかけてくれた医療事務の方のようになりたいと思い目指すようになりました。入学後は、医療事務の資格だけでなく、パソコンや硬筆など、診療情報管理士になるために必要なスキルを学ぶことができています。自分の目指す患者さんの気持ちを理解できる医療人になれるよう、これからも努力していきます。
長野 華鈴さん（今治北高校出身）
入院医事課で入院費用の計算や高額医療の説明などを担当しています。複雑な手続きもあり時間や手間が掛かってしまうこともありますが、やり遂げた時の達成感にやりがいを感じています。就職してからは常に挨拶を心がけるよう意識しました。挨拶によってその日のモチベーションや職場の雰囲気が良くなると感じています。現在、診療情報管理学科の先輩に日々指導していただいていますが、私も先輩のように皆に頼られる職員になりたいと思います。
乗松 和弘さん（新田高校出身）
診療情報管理士として、診療記録管理やサマリチェックなどの業務に従事しています。初めは分からないことが多かったですが、上司や先輩のアドバイスを得てスキルアップできていると感じています。在学中に学んだ医療用語や基礎知識、カルテの見方のほか、パソコンスキルやマナーなどもとても役立っています。これからも現在の業務だけでなく、他の業務にも積極的に関わるなど何事にもチャレンジし、管理士としてさらなるスキルアップに繋げていきたいです。
医療事務・医療秘書の実技練習や接遇を学びます。
専門書籍1万冊以上を収蔵し、研究・調査だけでなく、自習スペースとして利用できます。
ランチや放課後の学習に利用できるスペースです。
実際に校舎の実習室･教室など、設備･施設を見学して、学校のイメージをふくらませよう！
在校生スタッフもいるので、キャンパスライフや授業の雰囲気など、皆の気になることを何でも聞けます！
お忙しい方は平日夜・休日の個別相談をご利用ください。
